石塚運昇さん死去でゴルツィネ(パパディノ)代役はどうなる?【バナナフィッシュ】

ベテラン声優の石塚運昇さんが8月13日、

食道がんのため67歳で亡くなられました。

石塚運昇さんはアニメ「ポケットモンスター」でオーキド博士役や

ナレーションを務めており、以後の代役や後任については未定と

発表されましたが、気になるのは現在放送中のアニメ「BANANA FISH」もです。

石塚運昇さんはこの作品で重要な役どころのゴルツィネ役の声を当てており、

声のイメージも原作とぴったりだと評価が高かっただけに

途中交代になるのかと心配の声が上がっています。

物語が中盤に差し掛かっているだけに気になるところです。

 

突然だった石塚運昇さんの訃報

石塚運昇

石塚運昇(いしづか うんしょう)さんは1951年5月16日生まれで福井県出身。

劇団薔薇座を経てシェイクスピア・シアター出身で、

声優デビューは1984年放送のアニメ「よろしくメカドック」でした。

 

代表作は「ポケットモンスター」シリーズのオーキド博士役や、

「カウボーイビバップ」のジェット・ブラック役など、

数多くのキャラクターやナレーションを務めています。

 

今年に入ってからは、確認できた中では3本の出演作があり、

  • 「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ役
  • 「重神機パンドーラ」ケイン・イブラヒーム・ハサン役
  • 「BANANA FISH」ディノ・F・ゴルツィネ役

と、役のイメージぴったりの声を熱演していました。

ディノ・F・ゴルツィネ(パパディノ)の役どころ

BANANA FISH

石塚運昇さんにとってこれが遺作になってしまうのでしょうか?

フジテレビで現在放送中の「ノイタミナ」枠のアニメ「BANANA FISH」は8月16日で第7話が放送されたばかり。

アニメの舞台はニューヨーク。

並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。
ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が
死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。
時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。
二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。

引用:公式サイト

 

石塚運昇さんが演じていたのはディノ・F・ゴルツィネ(通称:パパ・ディノ)という

コルシカマフィアのボスです。

BANANA FISH

主人公の少年アッシュを幼い頃に見出し、その才能を見抜いて

英才教育を施しますが同時に虐待もしており、成長したアッシュと

「謎の薬物・バナナフィッシュ」を巡って対立してゆくことに・・・。

 

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ゴルツィネ代役はどうなる?

 

今年2月の制作発表会では、プロデューサーが2クール全24話

原作の最後までやるとコメントしています。

ということは今期1クールは全12話で、あと5話分残っています。

石塚運昇さん演じるゴルツィネは重要な役所ですが

出ずっぱりというわけでは無いので、希望的観測でいえば、

1クール全12話分の収録は終わっているのでは無いでしょうか?

公式サイトのコメント

公式サイトのでの発表は、現時点ではお悔やみコメントだけでした。

2018.08.17
ゴルツィネ役 石塚運昇様の訃報につきまして
ディノ・F・ゴルツィネ役でご出演いただいております石塚運昇様のご逝去の報に接し、
謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。

「BANANA FISH」スタッフ一同

引用:公式サイト

代役についてのコメントなどは見当たらなかったので、

ひょっとすると1クール全12話分は録り終わっているのかもしれませんね。

 

残念ながら2クール目は来年以降の収録になるでしょうから、

石塚運昇さんの声で演じるゴルツィネは見られないのかもしれませんが、

1クール分はもしかして期待しても良いかもしれません。

 

SNSでも石塚運昇さん演じるゴルツィネを惜しむ声が多数

まとめ

石塚運昇さんの死去で、重要な役どころのゴルツィネ役はどうなるのか

調べて見ましたが、現時点でははっきりしたことはわかりませんでした。

 

ただ、アニメ「BANANA FISH」は2クール全24話で制作が決まっているので、

今期1クール全12話の収録がもしも終わっているのならば、

石塚運昇さんの声で演じるゴルツィネがまだ

見られるかもしれないということになります。

渋い声で作品に深みを出すような役どころの多い声優さんだったので

本当にに残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。

【追記】

2018年12月21日放送の第24話・最終回が放送されました。

公式ホームページではゴルツィネ代役の発表がいつ掲載されるのかハラハラしてチェックしていましたが、最終回のオープニングに粋な計らいが・・・。

石塚運昇氏に感謝を込めてーーー

ご健勝の内に収録を終えられていたようでホッとしましたし、嬉しくて本編観る前に涙する方もたくさんいらっしゃったようですね。

石塚運昇さんの声がゴルツィネにハマリ役だっただけに、作品の完成度もさることながら本当に貴重な作品となりました。

少女漫画雑誌に掲載されていたとは思えない骨太なストーリーで、観た後は涙・涙、または放心状態になってしまう人が続出する不朽の名作。

アニメを見た方や原作を読んでいない方は是非、番外編のBanana fish another story (小学館文庫)を読むことをオススメします。

 

こちらは本編前・本編後の話を含めた短編集です。

『BANANA FISH』のラストを飾る名作『光の庭』、ショーターとアッシュの少年刑務所の日々『ANGEL EYES』、ブランカとアッシュが初めて出会う『PRIVATE OPINION』、棒高飛び選手・英二が空に舞う一瞬『Fly boy,in the sky』など、奇跡のような生を駆け抜けたアッシュ・リンクスがよみがえる珠玉の5ストーリー。(引用:小学館)

特に「光の庭」は本編から7年後の英二とシンの物語ですが、必読です。

この短編集を読了して初めて『BANANA FISH』は完結すると言っても過言ではないくらい。

30年前に描かれた作品なのに、今もなおこんなに読んだ後、感情を持っていかれる漫画作品はそうそう無いと思います。

アニメで初見の方も、リアルタイムで読んでいた世代の方も、全巻まとめて一気読みしたくなってしまいますね。

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