朝のスクールバスを待つ子供達を襲ったむごい通り魔事件。
犯人は川崎市麻生区に在住の岩崎隆一容疑者(51歳)と判明しました。
犯人の岩崎隆一容疑者は19人もの死傷者を出し、犯行後その場で自ら首を刺して亡くなるというやり切れない結果となりました。
このような凶悪事件を起こした犯人は、一体どんな精神状態で、どのような人物だったのでしょうか?
日頃の性格や同級生らの証言を追ってみました。
川崎登戸殺傷事件の概要
「ぶっ殺してやる」 現場に響く男の声 子供らは言葉失い立ち尽くす 川崎殺傷事件https://t.co/r84hWAmW3f
→「ぶっ殺してやる」と叫んでいた男
→おびえた様子の子供ら、呆然と立ち尽くした
→現場で襲われたという女児の父親「娘の洋服は血がべったりつき、帽子やバッグも血まみれだった」— 産経ニュース (@Sankei_news) May 28, 2019
2019年5月28日午前7時40分ごろ、川崎市多摩区登戸新町の小田急線登戸駅周辺で、スクールバスを待っていた私立カリタス小学校=同区=の児童ら19人が男に次々と刺され、小学6年の栗林華子さん(11)=東京都多摩市桜ケ丘=と別の児童の父親で外務省職員の小山智史さん(39)=世田谷区=が死亡した。
神奈川県警捜査1課によると、男は川崎市麻生区多摩美、職業不詳岩崎隆一容疑者(51)。
現場で自分の首を刺し、搬送先の病院で死亡が確認された。当時、包丁4本を所持しており、同課は計画的に児童らの殺傷に及んだとみて、殺人容疑で動機などの解明を進める。
同課によると、他に刺されたのは同小の女子児童15人、男子児童1人と40代女性。女性と女児2人が重傷だが、いずれも命に別条はなく、他の被害者のけがは軽い。
死亡した2人が搬送された日本医科大武蔵小杉病院(川崎市)によると、栗林さんは首の辺りを切られ、小山さんも首や鎖骨、背中を計4カ所刺されていた。他の児童も顔や肩など上半身に傷が集中していた。
岩崎容疑者は両手に刃渡り約30センチの柳刃包丁を持ち、小山さんの背中を刺した後、バス停前に並んでいた児童に切り付けた。運転手が「何やってんだ」と言うと、自分の首付近を刺したという。所持品のリュックの中から別に包丁2本も見つかった。
目撃者によると、同容疑者は身長約170センチの丸刈りで、黒のTシャツとジーンズを着用。児童らを襲う直前、「ぶっ殺してやる」と叫んでいたとの情報もある。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190528-00000063-jij-soci
犯人は岩崎隆一(51歳)と判明
朝8時前頃に起きた、この通り魔事件。
その後の調べで犯人の名前は岩崎隆一(いわさき りゅういち)容疑者と判明しました。
岩崎隆一! pic.twitter.com/ujllF6vGUx
— 漆ちゃん (@shuurushichan) May 29, 2019
- 名前:岩崎隆一(いわさき りゅういち)
- 住所:神奈川県川崎市麻生区多摩美
- 職業:不明
- 身長:身長約170cm
- 犯行時の服装:坊主頭、黒の半袖シャツにジーパン、リュックを持参、包丁4本を所持
犯行後、現場で自ら首を刺し亡くなった岩崎隆一容疑者ですが、名前が判明したのは夕方になってからでした。
事件直後、保険証などの身分証明書を押収したとの報道がありましたが、身元の特定に時間がかかったのは保険証に記載された人物と同一人物なのか特定までに時間を要した模様です。
岩崎隆一容疑者の近隣住民の評判は?
川崎市麻生区の住宅地で戸建てに住んでいたとみられる岩崎隆一容疑者。
近所の評判はどのようなものだったのでしょうか。
近隣住民の声1
普段は自宅の雨戸が閉まっていて、付き合いとかあまり無い。
近隣住民の声2
大人しい人。「こんにちは」「いってらっしゃい」など挨拶を交わす程度。
近隣住民の声3
3〜4日前たまたま通りかかるのを見かけたが、リュックを背負いスーパーの袋を下げて俯いて歩いていた。なんとなく暗い感じだった。
近隣住民の声4
事件当日の朝(2019年5月28日)、岩崎隆一容疑者と言葉を交わしたという近隣住民の人のコメントは意外なものでした。
リュックを背負った黒っぽい服装の岩崎隆一容疑者が、
「今朝早く、駅の方に向かっていく岩崎隆一容疑者とすれ違った。岩崎容疑者の方から挨拶をしてきた」という証言をしています。
そして自宅から徒歩で最寄りの小田急小田原線読売ランド前駅に行き、3駅先の登戸駅で降りた後、そのまま犯行現場へと向かっています。
近所の人に自ら声をかけて挨拶しているとは、これから無差別に刺殺しようとする凶悪犯とは思えない冷静さで、何か空恐ろしさを感じます。
岩崎隆一容疑者は近隣住民と過去にトラブルも?
自宅の雨戸も一年中閉め切ったままで、近隣住民とは挨拶程度の付き合いだった岩崎隆一容疑者ですが、一年ほど前に近所の人と庭木を巡ってトラブルがあったようです。
犯人の家だって!
#川崎殺傷事件 pic.twitter.com/z8sfDvcynn— なんJ民。 (@Mebv0M) May 28, 2019
「前回会ったのは去年の今頃の時期です。私の家の庭に生えている木が目に入ると、朝6時頃に文句を言いにきた。
すごい剣幕で、夫と30分くらい口論していました。
その後、近所の方にどういう人なのか聞いたら、『変わっているから距離を置いている』などと話していたので、私たちも関わらないようにしていた」
引用:https://bunshun.jp/articles/-/12093
すごい剣幕で口論していたという証言から、普段は大人しくても何かスイッチが入ると激昂しやすい性格だったのかもしれません。
岩崎隆一容疑者の自宅には親族も同居?
週刊ポストが岩崎容疑者の自宅に電話すると、親族とみられる男性と接触することができた。
記者が名乗った上で、容疑者の名前を告げて「そちらに(住んで)いるのか」と聞くと、「いるような、いないような」と回答した。以下、一問一答だ。
──そちらに警察から連絡などはありましたか。
「いま、おまわりさん来てるよ」
──そうでしたか。事件についてですが……。
「事件のことなんて何もわかりません」
──事件の前までも、岩崎容疑者は自宅にいたのでしょうか。
「ほとんどいないよ。いまはいない」
──一緒には暮らしていなかったんですか?
「暮らしているってものではないですね」
このあと、岩崎容疑者の生活状況について尋ねたが、電話は切られた。
引用:https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_1380502/
他にも、30年以上前から現住所に住んでおり、時期は不明ですが会社員だった伯父と専業主婦の伯母と一緒に暮らしていたという周辺住民の証言も。一時は仕事もしていましたが、最近は夜に出歩くなど、何をしているか分からない状態だったとコメントしています。
引用:https://bunshun.jp/articles/-/12093
岩崎隆一容疑者の性格は?同級生の証言がヤバい
近隣住民の間では近所づきあいはほとんど無く、しかし挨拶はする程度といった大人しい性格の印象の岩崎容疑者ですが、子供の頃の性格はどのようなものだったのでしょうか。
小学校時代の同級生1
普通に元気で明るい子供だった。ひねくれてるとかそういうのも全然なかった。一緒に登校したりしていたので驚いている。
別の小学校時代の同級生2
岩崎隆一容疑者が小学校時代に友人を鉛筆で刺したことがあると聞いたことがある。
小中学校時代の同級生3
怒りやすい性格で、校内で頻繁に暴れて教師から指導を受けていた。また同級生たちからもからかわれていた。
いずれの同級生も男が中学校を卒業したあとの進学や生活の状況は知らないとしたうえで、当時の様子を振り返って「男が事件に関わったと聞いても特に驚きはなかった」と話していました。
引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190528/k10011931941000.html?
犯行動機は精神疾患からなのか?
近隣住民の評判や子供時代の同級生の証言から、大人しくて人付き合いもほぼ無いながらも短気な性格が垣間見え、怒ると激しく激昂する特徴があったようです。
これは元々の性格なのか、何かしら精神疾患によるものなのか、包丁を4本も所持して犯行に及んだことから計画的な犯行ともみられているようですが、はっきりとした動機についてはまだ判明していません。
家宅捜査など、今後の捜査から明らかになってくるものと思われます。
しかし理不尽に失われた命は戻るはずもなく、罪を償うべき岩崎隆一容疑者も亡くなったのがやり切れません。
亡くなられた被害者の方々のご冥福を祈るとともに被害に遭われた方の1日も早い回復を願うばかりです。