瀬戸内寂聴が若い頃に子供を捨てたことを後悔!娘と現在は和解してる?

 

瀬戸内寂聴

10月26日放送の「さんまのまんま秋スペシャル」に、瀬戸内寂聴さんがが初登場です。

番組史上最高齢の96歳ということで、どんなトークになるか楽しみですね。

瀬戸内寂聴さんといえば小説家でありながら尼僧という特殊な経歴をお持ちですが、若い頃はかなり破天荒だったようですね。

若くして結婚したにもかかわらず子供を捨てて不倫に走ったなどという逸話もあり、かなり波乱万丈な人生を送られてきた瀬戸内寂聴さん。

なぜそんなことをしてきたのか、手放したお子さんとはその後どうなったのかなど調べて見ました。

瀬戸内寂聴プロフィール

瀬戸内寂聴さんは今では天台宗の尼僧としてのイメージが強くその法話が人気ですが、もともと小説家としての活動が長く、多くの賞や作品を残されていますね。

瀬戸内寂聴

  • 名前:瀬戸内寂聴(せとうち じゃくちょう)
  • ペンネーム:三谷 晴美
  • 生年月日:1922年5月15日(96歳)
  • 出身地:徳島県徳島市塀裏町
  • 学歴:東京女子大学国語専攻部
  • 職業:小説家
  • 活動期間:1956年~
代表作
『花芯』(1958年)

『夏の終り』(1963年)
『花に問え』(1992年)
『場所』(2001年)

主な受賞歴
新潮同人雑誌賞(1956年)
田村俊子賞(1961年)
女流文学賞(1963年)
谷崎潤一郎賞(1992年)
芸術選奨(1996年)
野間文芸賞(2001年)
文化勲章(2006年)
泉鏡花文学賞(2011年)
朝日賞(2018年)

瀬戸内寂聴の結婚から不倫に走るまでの真相

瀬戸内寂聴さんで検索するとよく出てくる「子供を捨てた」というショッキングなワード。

どんな経緯だったのか調べるとかなり破天荒でした。

徳島県出身の瀬戸内寂聴さんは、戦前に故郷の四国から東京女子大学へと進んでいます。

当時は大学まで進学する女性はごく稀で、かなりインテリだったと言えるでしょう。

それでも東京女子大学在学中の1943年、21歳の時にお見合いで結婚されています。

お相手は中国古代史を研究する学者だったそうです。その旦那さんの仕事の関係でその年に一緒に北京に渡り、1943年に女の子を授かっています。

そして中国で敗戦を迎え、終戦翌年の1946年に日本に帰国できたそうです。

戦時中の辛い時期を乗り越え一家で帰国したものの、あろうことか瀬戸内寂聴さんは学者である旦那さんの教え子の男性と恋仲になり、不倫関係へと発展。

浮気が発覚して揉めたのかと思いきや、寂聴さんは自分の罪の意識に耐えられなくなって自ら旦那さんに不倫していることを告白したそうです!

墓場まで持っていく秘密にしとけばよかったのに(そういう問題じゃないか)、正直すぎますね・・・。

その告白を聞いた旦那さんはもちろん烈火のごとく怒り、当時住んでいた大阪から不倫相手と会えないように一家で東京へ引っ越し。

しかし燃え上がってしまった恋愛感情はそう収まらず、とうとう寂聴さんは旦那と当時3歳だった娘を捨て、相手を追いかけて京都へ行ってしまいました。

まるでドラマみたいですが本当の話なんですね。後に2013年に満島ひかりさん主演で映画になっています。

瀬戸内寂聴 夏の終わり

当時は旦那さんの家庭内暴力もあったことと、女手一人で子供を養える経済力も無くて置いていくしか選択肢がなかったそうです。

後に子供を置いて出てきてしまったことをとても後悔していると語っています。

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瀬戸内寂聴の不倫の行方は?

旦那も子供も置いて駆け落ちしてしまった瀬戸内寂聴さん。後日その事を知った実の父親も激怒し、親子の縁を切られています(後に和解)。

旦那さんの教え子の青年と交際するも、何もかも捨ててきた寂聴さんの気持ちが重かったのか、その後彼に捨てられてしまったのだそうです!

さらに別の男性と不倫

一人になってしまった寂聴さんは自立を目指し出版社に就職。東京に出てきて小説家を目指します。

瀬戸内寂聴

そこで出会った妻子ある作家とまた不倫関係に・・・。寂聴さん、かなり惚れっぽいというか肉食女子ですよね。

その後、寂聴さんを捨てた青年と再会してしまったことで、一時期は妻子ある男性と青年との交際がかぶってしまい三角関係に。ややこしすぎます!

結局は作家男性とも別れ、その青年との関係を続けるも若い彼女ができて破局。

しかもその青年は事業に失敗して自ら命を断ってしまったそうです・・・。

かなりドラマティックな展開で驚きますが、他人事目線で言ってしまうと、小説家としてはこういった体験はまさに芸の肥やしになっているのかもしれませんね。今の瀬戸内寂聴さんに恋愛相談が多いのもこのような経験をしてきたからこそアドバイスできる部分があるのでしょう。

現代では考えられませんが、昭和の前半では、特に男性作家などは男女関係に破天荒な人が多く、作品にも活かされている向きもありますし時代の為せる技というべきか・・・。

後悔の念から出家?

寂聴さんは人気作家となっていたにもかかわらず、51歳で出家をしています。

もともと小説家と共に修道女になることを希望していたそうですが、既婚者で不倫をしていたという過去があるため教会側から受け入れてもらえなかったそうです。

教会がだめならばと他の寺院にも働きかけても拒否されることが続き、1973年にやっと中尊寺天台宗で得度することができたそうです。

瀬戸内寂聴

それだけ宗教上では寂聴さんのしてきたことはご法度だったんですね。

出家した理由は、これまで繰り返してきたドロ沼の恋愛に疲れたからということでしたが、手放してしまった子供への罪の意識も根底に残っていたのではないでしょうか。

瀬戸内寂聴の娘と現在は和解してる?

当時3歳という可愛い盛りの娘を置いて出ていってしまった瀬戸内寂聴さん。

1943年に出産されたので娘さんは現在75歳になっています。

寂聴さんの旦那さんとは1950年に正式に離婚をし、娘さんは旦那さんに引き取られました。その旦那さんも後に再婚されています。

娘さんとは長らく断絶状態であったそうですが、瀬戸内寂聴さんが出家した数年後には和解できたそうです。娘さんは結婚して子供もいるということなので、寂聴さんには孫もいるということになりますね。

 

小説家として母として破天荒な過去を持つ瀬戸内寂聴さん。尼僧といえば聖職者ですが、今も多くの人々を魅了する説法は、清濁併せ呑む経験をしてきたからこそできることかもしれません。

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