先の北海道地震の被災地に、個人で総額9億円を寄付した方がいるという驚きのニュースが入ってきました。
個人で9億・・・!?凄い方ですよね。
しかも寄付したのは今回初めてでは無いのだそうですよ。
一体どれだけお金持ちなの?太っ腹すぎる!
多額の寄付をされた方は小竹正剛(こたけ せいご)さん(86)という方だそうです。
どんな方なのか、また過去の寄付の経緯を調べてみました。
札幌他被災地に9億円の寄付の内訳
ニュースで報じられたのは、被害を受けた6つの市町に分けて寄付金を贈られたとのことでした。
札幌市豊平区の実業家小竹正剛さん(86)が、胆振東部地震で被害を受けた6市町に計9億円を寄付する。
内訳は札幌市に5億円、胆振管内安平町に2億円、同管内厚真町に1億2千万円、同管内むかわ町に4千万円、北広島市と日高管内日高町は各2千万円。
札幌市が5日に発表した。
寄付額は小竹さんが被災状況を考慮して判断。各市町長らが6日、札幌市内で寄付の目録を受け取る。
小竹さんは「被災した札幌市民、道民の生活再建に義援金を役立ててほしい」とコメントを発表。復旧事業などではなく被災者個人に義援金を贈ってほしいとの意向だという。
引用:https://www.hokkaido-np.co.jp/article/235468
復興事業より被災されて困っている人たちを助けたいという温かい心遣いが伝わってきますね。厚真町などでは現在も458人が避難所生活をされているそうです。北海道は10月にはかなり冷え込んできますから、避難所生活の方々にも役立てられるといいですね。
小竹正剛さんの職業は?
ポンと9億円を寄付したスーパーマンのようなこの方、小竹正剛さんは札幌在住の実業家です。
札幌出身の小竹正剛さんは現在86歳ということで、生まれ年は1931年か1932年。
ネットの情報では郁子さんという奥様がいらっしゃいますが、年齢からするとお子さんもお孫さんも数人いるでしょうね。
小竹正剛さんは札幌の定時制高校を卒業後、1962年に燃料販売店を開業しています。
1988年に貸しビル業に転向して、70代まで第一線で働いてきたバリバリの実業家でした。
2001年には私財を投じて高齢者向けのデイサービス施設を建設するなど、社会貢献にも熱心に取り組んできたそうです。
高卒でここまでの事業を展開していくなんて凄いですよね。
現在も札幌市在住だそうですから、事業で成功した後はずっと北海道で人々のために貢献してきたのですね。
なんだか戦前生まれの方々はバイタリティというか何か底力が違う感じがします。
過去にも数回の寄付をしていた小竹正剛さん
小竹正剛さんが寄付したのは今回初めてではなく、過去にも数回多額の寄付をされています。
2008年に4億8千万円
2008年には札幌市に宛てて「若い人の奨学金に」と4億8千万円を寄付しています。これだけの寄付は職員もビックリの札幌市政史上空前の金額だったそうです。
札幌市には月5千~9千円の奨学金制度があり、景気低迷で申請は増えているものの、2008度にもらえる若者は641人で申請者の4割くらいだったようです。
この寄付金は奨学基金となり、運用益は約70人分確保できました。そのあと寄付は3回に分けて、全部で8億円を寄付しました!
小竹さん自身が若い頃は定時制高校で学び、苦労してきたことから「家庭が苦しい若者こそ勉強して社会をよくしてほしい」と話したそうです。
2016年に3億円
2016年には2018年オープン予定の「札幌市図書・情報館」の整備に宛てて札幌市に3億円を寄付しました。
札幌市図書・情報館は、複合施設「札幌市民交流プラザ」(地上9階地下2階)の 1〜2階に建築予定で、法律や経済、医療・介護などの専門書を中心に6万冊を収蔵する計画で、 小竹さんの寄付金で基金を創設して蔵書や備品の購入に充てたそうです。
この時も「お金は使ってもらってこそ価値がある。 有意義に活用してほしい」とコメント。
2018年2月に1億円
今年の2月には、札幌市内に防犯カメラを設置する費用として1億円を寄付。
街の防犯力を高めることと、市民や観光客の安全にのために公共空間への防犯カメラ設置促進のため使われるそうです。
寄付金は主に、公共施設のカメラ設置や町内会での設置にかかる補助制度などに活用されるのだとか。
小竹正剛さんがこれまで寄付した金額は、
「奨学基金に8億円」
「図書・情報館に3億円」
「防犯カメラに1億円」
「北海道の被災地に9億円」
全部で21億円!!
個人で・・・!?
なんだか金額が凄すぎて想像がつかないのですが、小竹さん資産を全部つぎ込んだわけではないでしょうから総資産はもっとあるということですよね・・・?
不動産関連の実業家ってすごい資産を持ってらっしゃる方がいるんですね〜。
それにこれだけの金額をポンと寄付してしまう小竹さん。奥様やご家族の理解あってこその行動ですよね。
よく遺産相続などで揉める話を聞きますから、きっとご家族も社会貢献に関心の高いすばらしい方達なんだと思います。
まとめ
先日のニュースの報道では、北海道地震の被害額は4007億円だという途方もない金額はが発表されたばかりです。
道路などのインフラの整備の広大は北海道ではまだまだ時間がかかるでしょう。
被害の大きかった厚真町などでは現在も458人が避難所での生活を余儀なくされているそうです。
それでも個人で9億円を寄付されるなんて太っ腹すぎるというか、なんとも気持ちの良いお金の使い方!
久々に心温まるニュースでした。