2018年10月5日放送の「爆報!THEフライデー」に江草仁貴さんが登場です。
江草さんといえば阪神タイガースや広島カープで、長年中継ぎ投手として活躍されたプロ野球選手。
惜しくも昨年選手生活を引退されましたが、引退後のセカンドキャリアがかなり変わっています。
会社経営者に転身されたのですが、職種が介護業界でデイサービス施設の経営だとか。
しかも会社経営だけでなく他にも仕事を両立させているそうです。
すごいバイタリティですよね。
プロ野球選手だった江草さんがなぜ介護業界に転身したのか、他にはどんな仕事をしているのか迫ってみましょう。
元プロ野球選手の江草仁貴が介護施設経営者に転身!
江草さんのプロ野球入りは2002年。
それからずっと投手として「阪神タイガース」→「西武ライオンズ」→「広島東洋カープ」として豪腕を奮ってきました。
生年月日:1980年9月3日
年齢:38歳
出身:広島県福山市
身長:178cm
体重:83kg
プロのアスリートにとっては遅かれ早かれ迎えることになる引退の日。
そしてセカンドキャリアを考えるときが来ます。
江草さんは2017年に引退する5〜6年前からそのことについて考えていたそうです。
飲食店の経営をするOBが多い中、それは向いてないと感じていた江草さんですが、何か人の役に立つ仕事がしたいと感じていました。
デイサービス経営に転身した理由は?
現役時代に介護施設に慰問に行く機会があり、慰問先では利用者さんたちがとても喜んでくれたそうです。
江草さんはそこで祖母のことを思い出したそうです。
祖母は自宅で母親が介護していましたが、デイサービスに行った時はとても明るくなり楽しんでいた様子を思い出し、慰問の経験もあったことから自分にもできることがあるかもしれないと興味を持ちました。
現役中に起業準備
ふつうは引退してから仕事を始めるOBが多い中、江草さんはなんと現役中に動き出します。
2016年4月に株式会社キアンを設立。まだ広島カープ在籍中でした!
オフの時期や休みの間をぬって、デイサービスの施設を見学しながら介護業界について学んでいきました。
現役時代から準備して勉強していたとはもう真剣度が違いますね。
そんな中、リハビリ型のデイサービスで機能訓練を中心とした施設「レコードブック」に出会います。
元々、特別養護老人ホームやグループホームのような規模の運営は難しいだろうと予測していた江草さん。
食事や入浴介助のないリハビリ型のデイサービスなら、身体を動かす目的なので元野球選手の江草さんでもできそうだと確信したそうです。
元全日本バレーの妻・竹下佳江も後押し
現役時代から入念に勉強していた江草さんですが、いざ起業となると家族の同意や手伝ってくれる仲間の理解も必要です。
元全日本バレーの名セッターだった竹下佳江さんに相談すると、「やりたいようにやってください」と背中を押してくれたそうです。
江草さんはバツイチで2012年に再婚したのが竹下佳江さんなのですが、アスリート同士セカンドキャリアについては同じ目線で考えてくれたのでしょう。
頼もしい奥さんですね!
竹下さんも2人の子供を育てながら現在は姫路で女子バレーボールクラブチーム「ヴィクトリーナ姫路」の監督もこなしているのですからスーパー夫婦です。

引退を待たずに開業!
江草さんの介護事業に対する熱意がすごいのですが、現役中に野球と平行して施設の人材募集や面接、研修と着々と準備を進めていました。
そしてプロ最後のシーズンとなる2017年7月に引退を待たずに、江草さんの故郷の広島にスタッフ4名で「レコードブック広島住吉町」を開業!
引用:https://helpmanjapan.com/article/7832
利用者の車での送迎から検温・血圧測定、ウォームアップ、集団運動、ティータイム、歩行機能回復をサポートする機能改善運動、クールダウンまで綿密なメニューが組まれています。
また、アスリートだった「江草らしさ」を売りにインナーマッスルトレーニングや「シナプソロジー」というプログラムも取り入れました。
江草さんは取材で、
「一人でも多くの人に『運動して楽しかった』と思ってもらえたら。
イメージを変えたい。
高齢者はどうしてもデイサービスに通ってるのを知られたくないって思っている人が多い。」
と語っています。
施設の内装も元広島カープの江草さんらしく赤いカーペットやカープのユニフォームが飾られ、介護施設というよりスポーツクラブのような雰囲気でカッコいいですね。
引用:https://helpmanjapan.com/article/7832
現在はスタッフ7人ほどで現場を回しており、江草さんは経営の傍ら利用者さんの送迎や営業に力を入れているそうです。
現在は野球コーチ業と二足のわらじ?
人懐っこい雰囲気で、人の役に立ちたいとすぐに行動に移すバイタリティの持ち主の江草さん。
2017年末にプロ野球選手を引退してからは介護施設経営に専念するのかと思いきや、野球のコーチも始めているんです!
大阪電気通信大学で投手コーチも
江草さんが引退した翌年の2018年の4月からは、大阪電気通信大学(阪神大学連盟2部)の野球部のコーチに就任しました。
このチームは2部の野球部でしたが「強化指定クラブ」に認定されたことで、江草さんにコーチの依頼がきたのだとか。
強化指定ということで『1部にあがる』事を目標に、意欲的に指導に取り組んでいるそうです。
プロ野球引退後、介護業界という異例の道を選んだ江草さん。
妻の竹下さんの理解や後押しも大きな原動力になったのではないでしょうか?
それにしても竹下さんは姫路の自宅でで子育てしながらバレーの監督業、江草さんは現在、姫路と広島、大阪を行き来する毎日です。
夫婦共にアスリートなだけにすごいバイタリティですよね!
畑違いのジャンルでも取り組む姿勢を意欲があればなんとかなるという、良いお手本を見せてもらったような気分になります。
「爆報!THEフライデー」では江草さんが実際どんなふうに施設運営されてるのか紹介されるでしょうから楽しみです!
