2018年9月8日、全米オープンテニスの女子シングルス決勝が行われ、大坂なおみ選手(20)があのセレーナ・ウィリアムス選手を6ー2、6ー4のストレート勝ちで破り、日本勢として初めてのグランドスラムを制覇したことで大変な話題になっていますね。
まだ20歳の大坂選手自身、憧れだったセレーナ・ウィリアムス選手に勝ったことで注目を浴びていますが、
大坂なおみ選手がそんな大舞台で使用していたラケットが意外だったことで、そこにも注目を集めています。
なんでもプロは使わないような一般的なラケットだそうで、どこで購入できるのか、なぜ大坂なおみ選手がそのラケットを使うに至ったのか調べてみました。
大阪なおみプロフィール
https://www.instagram.com/p/Bm4QNiyF966/?taken-by=naomiosakatennis
- 名前:大坂なおみ
- 出身地:大阪府大阪市
- 出身校:Florida Virtual School
- 誕生日:1997年10月16日
- 身長:180cm
- 体重:69kg
- 利き腕:右
- プロ転向年:2013年
- 所属:日清食品
- ニックネーム:和製セリーナ(ウィリアムズ)
大阪なおみは一般向けのヨネックス社ラケットを使用
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大阪なおみ選手は、ウエアとシューズはアディダス、ラケットはYONEXと契約しています。
そして今回話題になっていた大阪選手の使用ラケットは「ヨネックス EZONE 98」という商品。
なんとネット通販でも普通に購入できるラケットでした。
楽天でも取り扱いがあります。
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大阪選手はブルーを使用。
色違いでグリーンもありますね。
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そして使用ストリングスはこちら。
メインはヨネックスの「 POLYTOUR PRO 125」、
クロスは「REXIS 130」
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大阪なおみはなぜ一般向けのラケットを使用?
大坂なおみ選手のラケットはプロでは珍しく市販のラケットで、ガットも市販のもので縦にポリエステル、横にナイロンを入れたハイブリット。
ナイロン製はリーズナブルですがパワーが足りずに耐久性が低い為、一般アマ選手やジュニア向けとされており、いわゆるおばちゃんラケット(笑)なんて言われるごくごく一般的なタイプのラケットを使用しています。
実際、テニスのプロ選手では、9割以上の選手がポリエステルで牛の腸などから作るナチュラルガットとの組み合わせが多いのが通常です。
大坂選手と同じようにナイロンを使用していたのは、カイル・エドマンド(イギリス)選手や、李娜(リー・ナ 中国)選手などごく少数だとか。
大坂選手がヨネックス社の市販ラケットを使用する理由は「球が飛びすぎないこと」にあるらしいのです。
大坂選手は身長180センチもあり、サービススピードが192km/hも出るほどのパワープレイの選手です。
https://www.instagram.com/p/BjE4N3QFHGW/?taken-by=naomiosakatennis
プレイの上では球が飛びすぎないようコントロールする必要もあるんですね。
ナチュラルガットを試してみたり、縦横ポリエステル製にしていた時期もありましたが、2016年くらいから現在の縦にポリエステル、横にナイロンの仕様に行き着いたそうです。
通常、トップクラスのテニス選手はラケット自体にも、見えない部分でバランスを変えるなど細かくカスタマイズするのが常ですが、大坂選手は手を加えずそのまま使用。
せいぜいラケット面の安定性を出すためフレーム内側の左右に、約20センチの薄い5グラム程度の重りを貼り付ける程度です。
コートが芝やハード、クレーなど条件が異なる場合もガットのテンション(張りの強さ)もほぼ一定で通しているようです。
以前はグリップに赤や黄色を使用していましたが、今年の3月にBNPパリバ・オープンを白いグリップでツアー初優勝してからはゲンを担いでそのまま白を使用中です。
かなりおおらかと言うかシンプルと言うか、今までのテニスプレーヤーとは真逆のやり方みたいですね。
この仕様で全米オープン優勝なんてすごすぎる!
まとめ
ヨネックス社ではラケットの使用モデルにサイン入りや限定色を出したことはあっても、今までに選手のオリジナルモデルは無いようです。
今回の大坂なおみ選手の快挙でヨネックス社の関係者の間では「優勝したらオリジナルモデルを作りたい」と話が出てたとか。
テニス愛好者には嬉しい情報ですよね。これだけの活躍をされた大坂なおみ選手ですから実現の可能性は高そうです。楽しみに待ちましょう!



