宮川紗江選手ののパワハラ告発で、現在揺れに揺れている日本体操協会ですが、塚原千恵子・光男夫妻のパワハラ行為について公正に調べるために、第三者委員会を設置することが決まっていましたよね。
先日その委員会メンバーが発表されましたが、なんとその中に朝日生命の関係者がいることがわかり物議を醸し出しています。
公正・公平を保つために日本体操協会とは無関係の人選で構成されるはずでしたがどういうことなんでしょうか?
詳細を調べてみました。
第三者委員会委員長が岩井重一弁護士に決定
今回、体操協会の第三者委員会委員長として就任された岩井重一弁護士が、どういう立場の人物なのか調べて見ると、元日弁連の副会長で「株式会社ブロードリンク」という会社の顧問弁護士。
この株式会社ブロードリンクは、情報機器のリユースなどを手がける会社で株主には朝日生命保険相互会社が名を連ね、さらに朝日生命の社員が定年後に再就職先として務めるケース(いわゆる天下り)の多い会社なのだとか。
パワハラ問題第三者委員会の委員長、岩井重一弁護士は朝日生命保険相互会社の顧問弁護士
日本体操協会は初耳だったとしてるが、岩井氏は知らなかったは通用しない
完全にアウトなんじゃないの?#ミヤネ#体操協会#朝日生命#塚原夫妻#岩井重一 pic.twitter.com/XlNgND5yaL— もりっしー (@morichang1995) September 7, 2018
え?また朝日生命の名が出てきた!
塚原夫妻は朝日生命体操クラブを運営しており、もちろん朝日生命とつながっています。
これでは露骨に第三者委員会が塚原夫妻派についてると見られてもしょうがないのでは!?
他もメンバーにも偏りが?
委員長を務める岩井重一弁護士は元日弁連の副会長でした。
その他メンバーは、
●上田広一弁護士(元東京高検検事長)、
●伊井和彦弁護士、
●山崎恒弁護士、
●松田純一弁護士、
以上の5人となりました。
このメンバーで今回のパワハラ問題の調査と事実確認を行い、体操協会や塚原夫妻今後や、進退をどうするべきなのか調べていく事になります。
ところがネットの情報では、このメンバーの中の松田純一弁護士も事務所は朝日生命ビル内にあるらしく、これではメンバー5人中2人も朝日生命との繋がりを想像させる人選となると、公平とは言えないんじゃないでしょうか?
疑問視する声が続出
9月7日のTBS「ひるおび!」に出演していた池谷幸雄さんもこの取り決めに疑問の声をあげました。
「情報が入ったんですけど、第三者委員会の岩井さんが、どうも朝日生命とつながっている」と眉をひそめ、まくし立てた。
「第三者委員会を立ち上げるのはすごく良い事です。ただ、絶対に全く違うところからメンバーを選ばないといけない。
少しでも関わり合いのある人が入ったら絶対おかしいでしょう。その気がなかったとしても絶対に外すべきだと思う。
トップなので、これでいいのかとすごく疑問なんです。大問題じゃないかと思う」
宮川選手と速見佑斗コーチ(34)の代理人である山口政貴弁護士も、
番組で「朝日生命が株主である会社の顧問をやっていらっしゃるという話です。
(第三者委員会での)判断がどうなるかは分かりませんが、『公平性』という観点から果たしていかがなものかと若干懸念はしています」と述べている。
引用:J-CASTニュース
一般的に見ても、これは不公平だと感じます。
これを受けて取材に答えた岩井弁護士によると、
ブロードリンク社の顧問弁護士であることは「事実です」とするも、「朝日生命と私は全然関係がない」と話した。
「日弁連のガイドラインにもとづき、独立した立場で進めるという合意書を交わしています。日本体操協会とも距離を取っています。
中立・公正に、徹底的に解明します」と、協会とも利害関係がないことを強調。
その上で、「私は選手ファーストで考えています。宮川選手が会見で述べられた内容を踏まえ、お話を直接聞いて、事実関係の有無を1つ1つ確認していきます」と述べた。
朝日生命や塚原夫妻との関係を疑う向きがあることについては、
「それは止むを得ません。まだ活動していないので、心配に思われるでしょう。しかし、全く独立した立場で調査しますのでご安心いただきたい。これからの調査の結果を見ていただきたいです」
引用:J-CASTニュース
岩井弁護士は「朝日生命と私は全然関係がない」と主張されており弁護士として公正な判断を取るのは当然でしょうが、そもそも日本体操協会とは無関係の人選で構成されるのが前提です。
実際に岩井重一弁護士が実務上かかわりがなかったとしても、朝日生命の名前に少しでも関わりのある人物は避けるのが自然じゃないでしょうか。
宮川選手たちもこれを聞いて、第三者委員会の出す結論に納得するとも思えないのですが・・・。
ネットの声
日本体操協会、第三者委員会委員長岩井弁護士は朝日生命の顧問弁護士とわかった以上、変更すべきである。調査に影響はないと本人はいっているが、世間はそれを素直に受け止められない。協会の体質も問われる。
— 古狸庵 (@ayugawa) September 8, 2018
第三者委員会の岩井氏は朝日生命と繋がってるw
#バイキング #ひるおび— purple (@lavender753) September 7, 2018
体操パワハラ問題10日から調査開始 第三者委員会発足
第三者委員の選出そのものが怪しげだ。岩井重一委員長は朝日生命の資本が入ったブロードリンクの顧問、松田委員の事務所は朝日生命ビル内となると、これは笑えない。
馬脚が見えてきた。これでは朝日生命の将来はきびしい。顧客はアホでない。 pic.twitter.com/UkfGKuEidb— 雷山に雨 (@raizan2ame) September 7, 2018
体操第三者委 調査長期化で塚原強化本部長に暫定的な職務停止措置も https://t.co/qN18rkeCU7
ネット上のコメント
・その第三者委員会のトップ(岩井重一弁護士)が、朝日生命が出資する企業(株式会社ブロードリンク)の顧問弁護士であることから、公平ではないと疑ってしまう。
…— ckc1213 (@ckc1213) September 7, 2018
女子体操界を牛耳る塚原帝国崩壊
塚原夫婦が、パワハラは第三者委員会委員長(岩井重一弁護士)に任せるというのは、岩井重一弁護士が身内と分かっているから。
もう今から、第三者委員会の報告結果は分かっている!
「パワハラはなかった」「速水コーチや宮川選手の思い込み」とされる。#グッディ— 鮎川ロイコ (@Ayukawa_Royko) September 7, 2018
ここ数日、塚原千恵子さんはなりを潜め、夫の光男さんがインタビューなどに応じています。塚原夫妻は宮川選手に「全部嘘」と言ってしまったことなどを謝罪したいと申し出ても、あくまでパワハラしたことは認めてない様子。
今後の進退についても騒ぎたてることなく、第三者委員会の出した結論に従う姿勢を見せています。
しかしこれでは第三者委員会に身内(岩井弁護士)がいるから安心しているようにも捉えかねません。
第三者委員会は9月10日から調査を始めるそうです。
調査期間は最初一週間ほどと予測されてましたが、問題が複雑化してきたので「1カ月半、2カ月になることもあり得る」として明確な期限を定めないとしています。
どうせ長期化するのなら、委員会メンバーにすら疑問視の声が上がっていますから、ここはもう一度慎重に選び直して欲しいものです。




